ソロコンの前日に
今日は2022年07月7日、オニュさんのソロライブがいよいよ明日に迫ってきました。
ソロ???ライブ?????と、自分で書いておきながら未だに実感がわかないし、ナチュヨの中のIKKOさんがずっと「現実~~~?」と呼びかけてくると、リトルカンノが「え~現実ですねえ」と答えるし、妙に冷静なギャル人格のわたしが「情緒やばくね?熱いお茶飲みな」と諭してくるという、いま自分がどこにいるのかわからないふわふわした状態です。(大丈夫そ?)
それにしても、今年はオニュさんのファンにとって、ほんとうに特別な年ではないでしょうか?
昨年秋に発売されたキーくんの最高傑作「BAD LOVE」で「SHINeeはソロでもやっぱり唯一無二だよなあ。つぎはいよいよオニュさんのソロだな!年内には出るよね?」と楽しみにしていたものの「春頃には発売できそう」というお知らせがオニュさんのbubbleから届き「そっか、来年の春か…まあ、ゆっくり待つで…」となり、年が明けても発表されるのはOSTのバラード曲の配信ばかりで「えっとソロの活動は…いつかな…?」「もしかして、このバラードたちをまとめたのが次のソロアルバムなの…かな…」などと遠くを見つめてため息をついていたわたしに、嵐のごとくやってきたDICEでの活動期…
○「オニュくんてもう34歳なの?めっちゃ若いね!」
●(そうなんですよ。でもめっちゃ若くみえるけど大人の落ち着きもあって。可愛いだけじゃないんです~)
○「オニュくんのバラードいいよね!」
●(いかんせんこの超絶歌唱力ですから~。まあ、バラードだけじゃなくて、どんな難しい歌も、どこの国の言葉も、どんなジャンルでも完璧に歌えちゃうんですけどね~~)
○「オニュくんの笑顔ってやさしくて癒されるね」
●(それ~!どんなに嫌なことがあっても、オニュさんの笑顔をみたら一瞬でふわっと優しい気持ちになっちゃいますよね~でも、オニュさんの真顔見たことあります?凍りつくぐらいおっかないけどそれもめっちゃかっこいいんです〜〜)
などなど。世間のオニュさんへのイメージにいつも「いやほんとは…!」「でも、それだけじゃなくて!」と心の中でツッコミを入れてた方はきっとわたしだけじゃないはず。(はず)
わたしたちの大好きなオニュさんは、歌がめちゃくちゃうまくて、世界中探してもどこにもいない歌声を持っていて、その歌声で歌いながらダンスだってしっかり踊れて、体幹がめっちゃブレなくて、優しくて礼儀正しくて、ちょう可愛いけど年相応の色気があってカッコよくて、天才の骨格をしていて、ふわふわしてるのに腕とかむっきむきでなんかよくわからないギャップがすごくて、ぽわってしてるけど、ステージの上で常にメンバーの安全や行動を見守って実はいろんな事に気づいてて…(なんならあと100個くらいある)
こんなに最高なひとなのに、こんなに魅力しかないひとなのに、でしゃばらない控えめな性格のオニュさんが誰よりも目立って主役になる様な事ってあまりなくて、ファン以外にこの良さを語ってくれるひとも少なくて、わたしたちはいつもそれをもどかしく感じながら「でも、そこがオニュさんの良いところだから」と無理矢理納得してきた気がします。
でも、2020年の軍隊からの転役を経て、2021年のSHINeeの久しぶりのカムバの頃から、なんとなくオニュさんの話す事や行動に変化を感じていました。
特に昨年のDon’t call meの活動中に出演した、EXCLUSIVE!という番組で「どれがタイトル曲でもおかしくないくらい多様なジャンルの曲がこのアルバムに入っている」という話をしたあと「あれもこれもって欲がでちゃったよね」「このアルバムには僕たちの欲が入ってます笑」とわいわい話すメンバーたちの話を遮って「違う、それは違う」と否定した後「欲じゃない。これはプライドだ。僕にはプライドがある」と話すオニュさんをみて、びっくりした記憶があります。
みんなが話しているのをいつもにこにこ聞いて意見することが殆ど無かったオニュさんが、話を遮ってまで「違う」と言った事。自分が「音楽に対してプライドがある」とはっきり言い切った事。こんな話をするオニュさんを、わたしはファンになってからその時初めて見ました。
入隊前のオニュさんは、ひょっとしたらこのまま辞めてしまうのかなあ?と感じてしまう瞬間がたまにあって、オニュさんってなんでアイドルをやってるのかなあ?ということもいつもなんだか不思議で。本心が見えないというかポーカーフェイスというか、とにかく本当の自分というものを遠くに置き去りにして、完全に割り切ってもうひとりの自分で仕事をしているのかなあ?それってしんどくないのかなあ?と思っていました。
そのミステリアスささえもオニュさんの不思議な魅力の様な気もしていたけど、そうやってまでアイドルを務めてくれる事に時折罪悪感を感じて「もしかしてこうやってファンで居る事がオニュさんを苦しめてるのでは?」「応援する人がいることで、辞めたい時に辞める事ができないのでは?」とじたばた悩む時期が年に数回訪れては「こんなこと勝手に悩んだ所で本人がどう思ってるのかなんて本人しか知らないのに」とか「見ず知らずの他人に勝手に自分の気持ちを分かったつもりで詮索されるのちょうストレスだよな…」というようなことをぐるぐる果てしなく考えてしまい、もちろんどれだけ悩んでも答えなどなく、もしかしてわたしははそうやって人の人生を消費して楽しんでいるのでは?という自己嫌悪で眠れない日があったりしました…(まあなんかとにかく、オタクって厄介で面倒な生き物ですよね…)
そうそう、2018年の12月に一枚目のソロアルバム「VOICE」を発売してすぐオニュさんは入隊してしまったのですが、そのジャケットに書いてあったのは
SINGING BRINGS ME GREAT HAPPINESS.
ITRIED TO SING HOPING THAT THE SONG COULD BRING HEALING TO PEOPLE WHO LISTEN TO IT.
IN MY OWN VOICE. WITH MY SONG. FOR THE SAKE OF EVERYONE'S HAPPINESS.
(歌うことは僕に大きな幸せをもたらします。僕はこの歌を聴く人々に癒しをもたらすことを願って歌おうとしました。 僕の声で。僕の歌で。みんなの幸せのために)
という言葉でした。
自分が歌う事で、だれかの悲しみを少しでも救えたら。
自分が居ない間、このCDを聴く事が誰かの癒しになったら。
VOICEはそんなメッセージがこめられた、今まで自分を応援してくれたファンに向けての、オニュさんからの御守りのような作品だと思いました。鎮魂歌の様に静かに強くかなしみを歌うBLUEは、この時期のオニュさんの気持ちそのものだったんのかなあという気がします。
今年発売されたオニュさんの2枚目のソロアルバム、DICEには「テンポはゆっくりだけどスタンドマイクでちょこっとダンスをするような曲、きっとオニュさんに似合うだろうな~」「ちょっとバンドっぽいサウンドをオニュさんが歌ったらどうなるんだろ?」「こってこてにスタイリングされたオニュさんみてみたいな~」などの、今までわたしが願っていた要素が曲にも衣装にもアートワークにも嘘みたいに、もはや想像した何倍もの最高がぎゅっと詰まっていて「オニュさんはもっとこうなんです!」なんて今までもどかしく思っていた気持ちがばかばかしく思えてしまうくらい、わたしたちのだいすきなオニュさんや、見たかった聴きたかったオニュさんが全て収まっていました。そして何より「誰かの為」ではなく「自分のため」に歌う事や音楽を楽しんでくれてることが感じられて、それを一緒に楽しんで応援できることがわたしはとっても嬉しかったです。
厄介かつ身勝手なオタク思考で葛藤しながら応援をしていましたが、去年のSHINeeのカムバで感じたオニュさんの決意、からの宝物のように大切なDICEの6曲から、やっと自分が勝手に悩み続けていた「オタクでいることの罪悪感」という悩みやもやもやが、ぱあっと昇華された気持ちになりました。こんなにだいすきなひと、こんなに素晴らしい作品を作る人、素直に応援するしかないじゃん!と改めて思いました。
今年の5月25日、SHINeeのデビュー14周年をお祝いするライブ放送で、ファンからの「SHINeeはわたしにとって、感謝しているし、申し訳ないし、ありがたいし、そしてたまに悲しくなる存在」という手紙に、メンバー3人が「僕たちも本当にそれなんだよ」とうなずいていて。
たしかにファンとアイドルの関係はお互いが居ないと成り立たない関係なはずなのに、アイドルにとってファンはいちばん力になる存在でもあり、逆にいちばん怖くて苦しめる存在でもあるはずで。わたしたちもどんなにお金や時間を費やして応援しても、アイドルの存在で毎日をがんばれていても、いざ悲しみのどん底にいる日、実際アイドルがそばに来て一晩中話をきいてくれる訳でもなくて。「アイドルとファン」というのは、お互いどんなに気持ちが近づいてどんなに大切に思っていても、所詮はそういう関係な訳であること。
それでも、「申し訳なさ」や「悲しさ」を感じながら、夢中に追いかけて惹かれる存在がいるというだけで、こんなにも人生や毎日が豊かでいろいろな感情が湧き出てくることはやっぱりしあわせだし、わたしにとってはそれがSHINeeでオニュさんで。
「これからもずっとすき!一生大好き!」と口に出して言う事は意外に簡単な事で、わたしはその時のエモーショナルなテンションに任せて言うこの言葉を、あまり信用していないです。なので今言いたいのは「わたしはSHINeeがだいすきで、オニュさんがだいすきで、いまとってもしあわせ」ということ。
明日、オニュさんだけの初めてのステージをみれるなんて、こんな日がほんとうにやってくるなんて、夢みたいだな。オニュさんやスタッフの方々、そしてファンのみんなも、誰も怪我も病気もしないで、最後まで無事に開催できます様に。オニュさんがつらくなったりかなしくなったりする事が起きませんように。楽しくて幸せな気持ちになってくれますように。この仕事を選んでよかったって思ってくれますように。
はあ、パックして寝よーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
(と思ったけど、オニュさんのオールナイトニッポンあるんだった笑)
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